◆明治安田J1リーグ▽第30節 東京V4―2岡山(20日・味スタ)
東京Vがホームで岡山に4―2で勝利した。
試合前の時点で4戦未勝利で4戦連続無得点だったが、前半8分にMF森田の左CKをFW染野が頭で完璧に合わせて先制。
試合前の時点で29試合でリーグワーストの16得点ということもあり、試合後の会見で城福浩監督は「得点力不足が我々の大きな課題というのは十分に認識していました」と言った。
それでも、この試合に向けて改めて立ち返ったのは、前線からの守備や球際の激しさ、切り替えの速さなどのチームのベースになる部分で相手を上回る重要性だった。「今日選手に伝えたのは、ペナ(ルティーエリア)の中でこういうプレーをしようとか、ここまで入ったらニアゾーンをこうしようとかのやり方ではなくて、我々は常にいい守備からいい攻撃だと。いい奪い方を出来れば必ずチャンスになるから、そこにフォーカスしろと言って今日臨んだ。まさに最後の谷口の得点も(ボールを相手から)取るポイントは後ろでしたが、非常に強固な守備からいい奪い方をして、全員が前向きでスプリントが出来た。我々のベースの所がしっかり具現化出来たという意味では自信になったかな」とうなずいた。
前節は東京ダービーでFC東京に敗れる悔しさを味わったが、今節はホームでJ1残留へ歩みを進める大きな白星をマーク。「東京ダービーで本当に悔しい思いをしたのは、我々クラブの中だけではなく、サポーターも含めてだったと思います。