◆明治安田J2第30節 札幌2―1徳島(20日・鳴門大塚)

 北海道コンサドーレ札幌が「ミスターオータム」FW白井陽斗の2戦連続弾で2試合ぶり白星を挙げた。アウェー・徳島戦は後半7分、MF高嶺朋樹の左クロスを白井が反転気味に頭でゴールへたたき込む一発で先制。

同22分にはMF近藤友喜が出場13試合ぶりの得点。その1分後に1点を返されるも、2―1で激戦をものにした。

 主力4選手を出場停止で欠く戦い。1トップを務めていたバカヨコ、マリオセルジオの両外国人に代わり、白井が最前線に入った。経験の少ない位置も「突破力やスピードを生かしたい」の言葉通り、攻守でチームを勢いづかせた。勝ち点3へと導いた得点はリーグ戦通算30点目。うち9~11月の得点は14と「得意」の終盤でプレーオフ圏の6位徳島との勝ち点差を5に近付ける大仕事をやってのけた。

 柴田慎吾監督(40)は「タフな試合でしたが、何とか90分、みんなで戦ってつかんだ勝利」と一丸となって出した結果を評価した。

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