◆明治安田J2第30節 藤枝2―1磐田(20日・藤枝サ)

 藤枝MYFCとジュビロ磐田の「蒼藤(そうとう)決戦」は、2―1でホームの藤枝に軍配が上がった。エースFW矢村健(28)が前半14分に先制点を奪うと、1―1で折り返した後半5分のセットプレーで再び決めた。

藤枝は公式戦5回目の対戦で、磐田から初白星。一方の磐田はJ1昇格に向けて、痛い足踏みとなった。

 磐田にとって、あまりにも痛い黒星だ。前節の勝利で5位に浮上。藤枝も倒して勢いをつけたいところだった。だが追いかける展開になった後半はゴールが遠かった。「自分たちの力不足を痛感した」とFW渡辺りょう(28)。後半35分にFWペイショット(29)が放ったヘディングはポストに嫌われ、同41分の一撃もサイドネットだった。

 最低限の勝ち点1も取れず、7位後退に試合後はスタンドからブーイングが飛んだ。怒るサポーターに、GK川島永嗣(42)は「だれも諦めていない。一緒に戦ってほしい」と訴えた。残り8試合。

気持ちを切り替えて勝つしかない。

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