◆明治安田J1リーグ▽第30節 川崎0―1FC東京(20日・U等々力)

 川崎は、FC東京に0―1で敗れ、連勝が3でストップ。22年10~11月以来、3季ぶりとなる4連勝を逃した。

FC東京との多摩川クラシコはこれまで4戦連続完封勝ち、最近3戦は全て3―0と得意だったが、この日は0―1で敗れた。

 MFロマニッチが加入後初先発も、前半はチームとして攻守に本来の姿が見られず、後半開始からMF脇坂主将を投入し打開を図ったが、実らなかった。好調のFW伊藤は後半29分に鋭い抜け出しから決定機を迎えたが、右足でのシュートは左に外れ、自身公式戦の連続得点は6試合で止まった。

 無得点に封じられた伊藤は「今は(敗戦の)ショックが大きいけど、試合は来る。自分たちはもう一つも落とせない状況なので、次の試合(23日・湘南戦)に向けて気持ちを切り替えて準備していきたい」と唇をかんだ。

 長谷部茂利監督は「前半の入りから、自分たちの良いプレーが少なく、相手が良かった。攻守にわたってセカンドボールも相手に拾われることが多く、こぼれ球もどちらかと言えば向こうに拾われる形が多かった。それでも1失点に抑えていて、ハーフタイムには修正して送り出した。相手が1点リードしていたから、少し引いた形にはなったと思うが、チャンスをつくって取り切れなかったところが残念でならない。ここのところ複数得点をしていたので、期待は持っていたが、終盤の、多分オフサイドだと思うが、そこら辺も運がなかったと(受け止めて)締めたいと思う」と悔しそうに振り返った。

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