◆フランス2部 ▽第6節 サンテティエンヌ3―2Sランス(20日、ジェフロワ・ギシャール)

 Sランスの日本代表MF中村敬斗が今季初出場を果たした。敵地サンテティエンヌ戦でベンチ入りすると、1―3の後半13分から出場。

同24分には左サイドからドリブルで切り込むと、右のMFテウマにパス。一度ボールを落ち着け左足を振り抜くと、1点差に迫るゴールがネットの中に入った。

 中村は昨季日本人選手で初めてフランス1部で2ケタ得点(11点)を記録するも、チームは入れ替え戦で敗れて2部に降格。移籍を志願し、今季は7月中旬からチームを離脱した。3チーム(山形、柏、G大阪)と対戦した日本ツアーも欠席。日本代表の米国遠征にも招集されなかった。

 開幕してからもチームに合流していなかったが、11日にクラブが中村の合流を発表。公式サイトでは「クラブ幹部、スタッフ、チームメイトに対し、クラブでの最初の2シーズンと同様に、プロ意識と野心を持って、ランスのユニホームを守るという完全なコミットメントを改めて表明した。今シーズン残りの試合で、背番号17の才能を再び頼りにできることを喜んでいる」とつづられていた。

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