J1町田は21日、東京・町田市内で京都戦(23日・サンガS)へ向けて非公開で調整した。

 京都は20日の清水戦(0●1)で敗北。

相手が中2日で来るのに対して、町田はアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)初戦のFCソウル戦から中6日と、コンディション面で有利になる。しかし黒田剛監督は「メンバーも多少変わってくるだろうし、(清水戦で出場停止だった)エリアスがいるか、いないかによって全然違う。だからあまり参考にしないで、自分たちがやることをどうやって変化させていくか、あとはやるべきをやれるか」とキッパリ。「守備から攻撃にうまくつなげていくのが我々の持ち味」と次戦を見据えた。

 京都とは今季3度目の対戦。ホームで戦った5月7日の第15節ではDF望月ヘンリー海輝のプロ初ゴールで先制しながら追いつかれ、最終的には後半アディショナルタイムに失点して敗北。敗戦の悔しさから、黒田監督は試合後にベンチの前でうずくまり、会見では終始上の空だった。一方で、8月6日の天皇杯4回戦では1―0で勝利。クラブ初の天皇杯8強進出を決めてリベンジした。

 FWラファエル・エリアスは16得点でリーグトップ。他にもFW原大智ら強力な攻撃陣がそろっており、首位の鹿島と勝ち点3差の2位に位置している。町田は鹿島と勝ち点7差。

リーグ優勝を目指すためにも、この一戦は負けられない。

 前回の対戦でディフェンスの裏を抜けられるシーンが多かったことから「今回の課題の修正ポイントの1つ。多少攻撃が弱くなっても、打ち合いのゲームは避けなければいけない」と見据えると「(首位の)背中をつかむべく、1試合も落とせないつもりで毎試合戦い続けるしかない。まずは目の前の一戦に勝っていかないと上がっていくことはない。順位を1つでも上に上げていく作業を、またこれからやっていかないとならない」と言葉に力を込めた。

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