J1清水エスパルスは21日、アウェー・京都戦から一夜明け帰静。中2日で迎えるホーム・浦和戦(23日)に向け三保で調整した。

今夏加入後初の古巣戦を迎えるFW高橋利樹(27)が4月以来の3連勝に導く“恩返し弾”に意欲を見せた。

 約2か月前まで着ていた赤いユニホームに牙をむく。高橋利は「自分の力を証明したい。点を取って(浦和の)サポーターが静かになるのを狙いたい」と宣言した。前線からの守備と決定力を評価され6試合連続で先発中。京都戦ではPKがバーを直撃し3戦連発こそ逃したが、FWの軸と言える存在になりつつある。

 浦和は公式戦3連敗中だが油断はできない。「手堅い守備からのカウンターがある。警戒しながら、個人としてこじ開けていきたい」と強調した。チームは連勝で11位に浮上。目標の10位以内も視界に入ってきた。「落とせないゲーム。

気持ちは高揚しているが、どれだけ冷静にできるか」と自分に言い聞かせるように話した。(武藤 瑞基)

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