国民スポーツ大会出場を控えるサッカー少年男子静岡県選抜が21日、磐田市内で常葉大と練習試合(30分×3)を行った。2、3本目に失点して0―2で敗れたものの、体格で勝る大学生相手に決定機も何度かつくり、岡本淳一監督(47)は「いいチームになってきています」と手応えを口にした。
中心はU―17日本代表でもあるボランチ・小枝朔太郎主将(磐田U―18)だ。中盤でボールを奪って攻撃を展開。この日は前線に攻め上がっての強烈なミドルシュートも見せた。
昨年の静岡県選抜は東海予選で敗れ、連続出場が52回で止まった。2年ぶりに本大会に臨むメンバーには、関係者から大きな期待が寄せられている。「それは感じます。目の前の試合をひとつずつ勝っていきたい。自信はあります」と小枝主将。前線からの激しい守備が特長で、この日もMF佐野泰聖(静岡学園)がGKからボールを奪う場面も。まずは佐賀との、10月4日の初戦を勝つ。(里見 祐司)