◆明治安田J1リーグ ▽第32節 町田1―0岡山(27日・Gスタ)

 町田はホームで岡山と対戦し、1―0で勝利した。一進一退の攻防の中、後半アディショナルタイム5分にMF下田北斗のクロスからFWオセフンが頭で流した球を主将のDF昌子源が頭で押し込んだ。

劇的な勝利を決定づける一発を決めた昌子は「前半は0―0で推移はオッケーと言っていた。1点ゲームだと監督も言っていたので、最後取れて良かったです」と胸を張った。

 チームはDF菊池流帆とDF岡村大八のセンターバック2人が離脱中。2人が負傷交代で欠けた開幕の広島戦は逆転負け。8月31日の川崎戦(3●5)も黒田剛監督の就任以降はリーグ戦最多となる5失点を喫し、試合後には昌子の目に涙が浮かんだ。厳しい状況が続く中、無失点と白星。3バックの中央で気迫あふれる守備を見せ「岡村(大八)と菊池(流帆)という、うちの元気印2枚が抜けている。後ろの僕としては彼らがいないからやられたとは(言われたくない)。中山(雄太)とドレシェビッチとも話していたので、彼らがいない試合で勝てて良かった」と言葉に力を込めた。

 岡山戦後には中2日でアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)第2節ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を控える。クラブ初の海外遠征。さらに、初戦のFCソウル戦(1△1)で引き分けたことからアジア初勝利もかけた重要な一戦になる。

この試合のように終盤で粘りを見せて、アジア初白星を狙う。

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