◆明治安田J1リーグ▽第32節 東京V0―0浦和(27日・味スタ)

 浦和は東京Vとスコアレスドローに終わり、これで9月のリーグ戦は4試合無得点(2分け2敗)で終えた。4試合連続無得点は、2016年5~6月以来、9年ぶりとなる。

前半19分にはFW松尾のシュートがクロスバーに当たるなど、ゴールが遠い展開に。後半16分には190センチの元スウェーデン代表FWキーセテリンを投入してゴール前に高さを加えるが、ゴールを割れず。今夏に加入したFW小森が負傷で離脱しているとはいえ、前線には豊富なタレントをそろえるチームが、深刻な得点力不足に陥った。

 キーセテリンは「監督からはもうちょっとボックス内にボールを入れるように指示があったんですけど、相手は僕らを入れないように努力していました。特にラストパスの部分が不十分だったのかなと思います。ただし、継続して(前節の)清水戦のようにチャンスを作るべきだと思います」と試合を振り返った。今のチームに必要な点については「私は年齢、経験があるから言うと、チャンスの多い試合を継続して作っていけば、いつかは入ると思います。ただチャンスがあるときはしっかり、自分の存在感を表現し、その局面に入っていく。特に僕より若いストライカーだとストレスがためたりする。相手の危険なゾーンに入っていけば、自ずとゴールは生まれる。しっかりとチームとして仕事を継続していけば、チームとして自信を取り戻して、よい流れがくると思います」と話した。

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