◆明治安田J1リーグ▽第32節 名古屋0―4鹿島(27日・豊田スタジアム)

 首位を走る鹿島は名古屋に4―0で快勝した。9月は4戦全勝となり、残り6試合となった優勝争いで勢いに乗る1勝をつかんだ。

 採点と寸評は以下の通り。

鬼木達監督【6・5】総合力が求められた一戦で、クラブの総力結集で勝ち点3。過去3年でわずか1勝だった9月に4戦4勝。残り6試合

GK早川友基【6・5】先制されていたら、また違った展開になっていた。相手FWとの1対1の制圧が、4対0の大勝に繋がった

DF濃野公人【6・0】破天荒な左とのバランスをとりつつも、2点目の場面でレオセアラと鈴木優磨の2人をフリーにさせた飛び出しなど、効果的動きも多数

DF植田直通【6・5】相棒交代も何のその、どっしりと構えて無失点

DF津久井佳祐【6・0】安定感や安心感は足りないが、まだまだ伸びると思わせるパフォーマンス

DF小川諒也【6・0】地に足着いた前半途中以降、縦横無尽スタイルに。濃野で目が肥えた鹿島サポーターをも唸らせる「なぜそこに」

MF三竿健斗【7・0】効いていた。その一言に尽きる。前線の躍動を支え、若手の経験不足を補い、耐える時間帯に声で音頭

MF舩橋佑【6・5】相手DFラインがガタついた隙を見逃さず、スルーパス1本でスコアを動かす

MFチャヴリッチ【6・5】2試合連続アシスト。途中からはFW起用となったが、レオセアラ、鈴木優磨が交代を余儀なくされた中で奮闘

MFエウベル【6・5】加入後初ゴールは、2人目のお子さん「リアラちゃん」誕生祝い弾に。試合前日、長男がサッカースクールでゴールを決め、ゆりかごダンスをお先に披露。「父親も続きましたよ!」と笑顔でした。ほのぼの~

FW鈴木優磨【6・0】右に開いたところから2点目を演出。

レオセアラと両サイドハーフを輝かせ、自身は大事をとって早めの交代に

FWレオセアラ【6・5】1タッチ目でしっかり置いて、2タッチ目でズドン。トメルケルの発展版トメルキメル。負傷交代も大事をとってのもの

MF松村優太【7・0】前半26分IN。⑴難しい時間帯の途中出場⑵静止状態からのアシスト⑶パスカットをワンタッチでアシスト…この半年での成長ぶり発揮のオンパレードに。MOM

FW溝口修平【6・0】後半22分IN。まさかのFW起用。出番は限られるが、指揮官の信頼度は安定して高い

MF小池龍太【6・0】後半22分IN。左サイドハーフで途中出場し、終盤はボランチへ。左右SB、左右サイドハーフ、ボランチで1シーズン5ポジション制覇

MF荒木遼太郎【6・0】後半39分IN。万全の状態でも続いたベンチ外…得点関与でアピール。ここから

FW徳田誉【7・0】後半39分IN。衝撃ゴールに全米が引いた。

ストライカーの要素が詰まった1点目も素晴らしい

中村太主審【6・0】人違いイエローというミス(VARが訂正)をしてもなお、特に目立たないというのは逆にすごいなと

※平均は5・5~6・0。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)

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