俳優の三浦涼介が28日、東京・北千住のシアター1010で開幕するリーディングミュージカル「BEASTARS episode1」(10月2日まで)の初日前に取材会を行い、意気込みを語った。
板垣巴留氏の同名コミックが原作で、擬人化された肉食獣と草食獣が共存する世界の群像劇を、歌と朗読やダンス、パフォーマンスで表現。
歌い手・読み手とパフォーマーが分かれている個性的な構成だが、ハイイロオオカミの少年・レゴシを演じる三浦は「歌い手・読み手チームがパフォーマーの皆さんと合わせた時の立体感や感度、ドキドキ感、ワクワク感みたいなものをお客様にきちんと心から届けられたら」と意欲。「すごく難しいことをやっているなと思いますが、きちんと心があればお客様には伝わる」と語った。
ウサギのハルは元AKB48の梅田彩佳と「私立恵比寿中学」の真山りかがダブルキャストで務める。真山は「リーディングミュージカルは初挑戦で『一匹ウサギになってしまったらどうしよう』と不安だったんですが、皆さんすごく気さくに話しかけてくださった」と安堵(あんど)の表情。梅田は「稽古の最後の日に(演出の)元吉(庸泰)さんに『共存して孤独にならないようにしてください』と言われたのがすごく印象的。大好きなカンパニーのみなさんと一緒に共存することを選ぼうと思ったら、よりみんなが好きになった」と絆を感じていた。