8月9日の長崎戦で右太もも裏を肉離れした、J2北海道コンサドーレ札幌DF宮大樹(29)が、10月中の戦線復帰を誓いに立てた。

 札幌は30日、ホーム・山形戦(10月4日)に向けて、札幌・宮の沢でオフ明けの練習を再開。

宮はゲーム形式のメニューには不参加も、対人でのパス回しなどを精力的にこなした。

 25日に部分合流したばかりで「ケガを治すところからコンディションを上げる作業に向かっているところ」。復調途中も、実戦復帰に向けての道筋は思い描かれている。山形戦後は2週間、公式戦がないため、12日に宮の沢で紅白戦が実施される。「そこにまず出て、ゲーム感を取り戻していかないと」と2か月ぶりにフルコートに立つ予定。「そこから最短で絡めれば」と19日のアウェー・富山戦の出場へ、アピールしていく。

 負傷した長崎戦に監督が代わった。「チームが生まれ変わろうとしている時に離脱したので。すごく申し訳ない気持ちと、もどかしい気持ちがあった」。1年でのJ1復帰を目標に掲げる札幌からのオファーを受け、6月にJ1名古屋から期限付き移籍で加入した。その責任を感じるからこそ、再びピッチに立つべく、決意を強くする。

 「昇格にはまだ手が届かない訳ではないと思っている。

圏内に入っていくためには勝ち点3を取り続けるしかない。僕ができる仕事は、無失点で抑えて、得失点差も含めてチームに貢献すること。復帰して勝利をもたらすことで、これまでの悔しさを晴らせれば」。札幌での7試合は、全てフル出場して4勝1分け2敗。頼れるDFの核が復帰を果たせば、10位からの浮上へ、札幌にとって大きな力となる。

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