◆JABA東京都企業秋季大会▽準決勝 ホンダ4―2鷺宮製作所(7日・大田スタジアム)

 ドラフト上位候補に挙がる鷺宮製作所の竹丸和幸投手(23)が先発。7回を3安打1失点と好投した。

 左腕から切れのある直球と多彩な変化球を投じ、ホンダ打線を封じた。「公式戦なので、しっかり試合を作ることをメインに臨みました。(7回1失点は)合格ラインだと思います。四球を2つ出しましたが、それ以外はストライク先行でいけたのはよかったです」と竹丸。9月6日の都市対抗野球2回戦以来の先発だったが、6回までスコアボードに「0」を並べ、ネット裏のスピードガンでは最速を2キロ更新する152キロが計測されていた。

 運命のドラフト会議が近づいているが、淡々と腕を振るマウンドでの振る舞い同様、竹丸は自然体で日々を送っている。「ただ待つという感じ。気持ちに変化はありません」。この日は、5球団のNPBスカウトが視察。「やはり1位候補」との声が聞かれた。チェンジアップをはじめとする変化球の精度に絶対的な自信を持つ社会人NO1投手は、間違いなくドラフト戦線の中心にいる。

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