◆第1回アイルランドトロフィー・G2(10月12日、東京競馬場・芝1800メートル)

 昨年までの府中牝馬Sと同じ施行条件で行われる第1回アイルランドT(12日、東京=1着馬にエリザベス女王杯優先出走権)で福島牝馬Sに続く重賞2勝目を狙うアドマイヤマツリは7日、美浦・坂路を活気十分に66秒0―15秒5で駆け上がった。宮田調教師は「昨年同様に夏は北海道で疲れを取った。

見た目にもパワーアップしている」と休養の効果を感じている。

 前走のヴィクトリアマイルは初めての1600メートル&G1の舞台で勝ち馬アスコリピチェーノから0秒3差7着と健闘。今回は6戦4勝、2着2回とオール連対の1800メートルに距離を戻す。指揮官は「本質的に1800~2000メートルの馬で、得意な舞台で始動。ただ、体が増えて前進気勢が増している。ここを使って目標はエリザベス女王杯(11月16日、京都)だけど、(武)豊さんの意見も聞いてみたい」。初コンビとなるレジェンドの感触も踏まえて今後の方針を固めていく。(浅子 祐貴)

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