大相撲でウクライナ出身の小結・安青錦(21)=安治川=が9日、日本国籍取得の意向を持っていることを明かした。東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。

日本国籍取得の可能性について聞かれ「相撲が好きなので。できれば指導もしたいし、親方になるんだったら国籍を変えないといけないので。将来の話ですけど、親方になれるんだったら、なりたい」と語った。引退後、親方として協会に残るためには日本国籍が必要となる。

 会見では海外メディアからロシアの侵攻を受ける母国に関する質問も相次いだ。「力士なので相撲の話をしましょう」と多くを語らなかったが、「自分の相撲を見て、一人でも元気になってくれたらうれしい」と思いをはせた。新入幕から4場所連続で11勝。快進撃を続ける新鋭は「力士になったからには横綱を目指してやっていく」と高みを見据えた。(林 直史)

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