◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 DeNA7×―6巨人=延長11回=(12日・横浜)

 巨人のライデル・マルティネス投手が来日9年目で初めてCSでの登板を果たした。5―5で迎えた8回、大勢が1死一、三塁の大ピンチを迎えた場面で救援し、火消しに成功。

イニングまたぎで続投した9回も3人で封じ、1回2/3を無安打2奪三振で無失点と熱投した。チームは延長で敗れ、今季終戦となったが「今日は事前に『状況によって8回から行くよ』と言われていたのでしっかり準備できていた。プレーオフで出来たことは本当に良かった。シーズン中の雰囲気とは違ってアドレナリンもたくさん出たし、本当に楽しんでできた。(チームは)残念ながらいい結果にならなかったけど『プレーオフをしたんだ』って実感はある」と計24球に守護神の意地を込めた。

 母国キューバから両親も応援に駆けつけていた中で結果を出し「家族のおかげで1年間やりきれたと思う。非常に感謝している」。中日から移籍1年目の今季はキャリアハイの46セーブで自身3度目のセーブ王も獲得。「まずは1年間通してけがなく健康にプレーできた。ジャイアンツのチームのスタッフ、選手、首脳陣の皆さんにはこの1年間、本当に感謝の気持ちでいっぱい。また来年に向けてしっかり準備したい」と話して球場を後にした。

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