◆学生3大駅伝開幕戦 出雲駅伝(13日、島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)
青空の下、22チーム(含むオープン参加1チーム)が勢いよく出雲路に駆けだした。
前回大会は国学院大が2時間9分24秒で、2019年以来5年ぶり2度目の優勝。
出雲駅伝は6区間45・1キロ。2時間少々で勝負が決するスピード駅伝。昨季覇者の国学院大、昨季の3大駅伝すべて2位と安定した強さを持つ駒大、箱根駅伝王者の青学大、スピードランナーがそろう中大、伝統校の早大、駅伝巧者の創価大と帝京大が激しい優勝争いを繰り広げることになりそうだ。アイビーリーグ選抜も優勝争いに加わる可能性がある。
【1区(8キロ)】4キロを通過、半分を過ぎても先頭集団は力強い走りを続けている。 残り1キロ、トップを走る国学院大の青木瑠郁(4年)を抜いた中大の2年生・岡田開成がそのまま先頭でタスキをつないだ。2秒差で駒大、3位は帝京大と続いた。
【2区(5・8キロ)】残り1キロを切って、先頭でつないだ中大は6位グループに吸収。先頭を走るのは駒大、2位に早大が続く。残り600メートルで先頭に立った早大・山口智規(4年)が10位でもらったタスキを首位に押し上げる力走を見せた。2位以下は駒大、創価大が続いた。
【3区(8・5キロ)】半分を経過して、トップでタスキを受けた早大の1年生・鈴木琉胤がトップを走る。ラストは城西大のヴィクター・キムタイ(4年)に首位を譲るも、3位でタスキをつないだ。ここまですべての中継所でトップが入れ替わる熱戦となっている。
【4区(6・2キロ)】城西大、国学院大、早大がトップ集団を形成。連覇を目指す国学院大・辻原輝(ひかる、3年)が17分20秒の区間新記録をたたき出し、トップでタスキをつないだ。
【5区(6・4キロ)】国学院大の高山豪起(4年)が首位を独走、後続との差を開いた。IVY選抜が早大と2位、3位争いを繰り広げている。高山はそのままトップで最終6区へと笑顔でタスキをつないだ。
【6区(10・2キロ)】3位でタスキをつないだ早大は箱根駅伝での快走で「山の名探偵」としてブレイクした早大・工藤慎作(3年)が力強い走りを披露。2位で首位の国学院大に迫る。残り3キロ、国学院大の最終走者・上原琉翔主将(4年)が2年連続3度目の優勝へと粘り強く走りゴールを目指す。国学院大はそのままトップでゴール、2位に早大、3位に創価大が続いた。