第30回秋華賞・G1は10月19日、京都競馬場の芝2000メートルで行われる。
オークスを制したカムニャック(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)は、前哨戦のローズSも勝って3連勝中。
対する桜花賞馬エンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父アドマイヤマーズ)は、オークスは明らかに距離も長くて9着になったが、今回も2000メートルをこなせるかどうかがカギになる。栗東滞在で臨むが、早めに入った桜花賞当時よりも、滞在日数が少ない点がどうか。
ローズSで鋭い脚をみせて3着だったセナスタイル(牝3歳、栗東・安田翔伍厩舎、父ソットサス)はまだキャリア3戦しかなく、上積みは大きい。オークス馬のヌーヴォレコルトを母に持ち、秘めた素質はここでも通用して不思議ない。
紫苑Sからは3着のダノンフェアレディ(牝3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父キズナ)が面白い。直線でスムーズにさばけていれば、という内容で、内回りの2000メートルという舞台も合う。12日の栗東・坂路での動きも良かった。
ローズSで2着のテレサ(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父アドマイヤマーズ)は、前走で馬の後ろで我慢する形が取れて、直線もよく伸びてきた。1ハロン延長でも、スムーズに折り合いがつくようなら侮れない。
パラディレーヌ(牝3歳、栗東・千田輝彦厩舎、父キズナ)は、前走のローズSでは痛恨の出遅れ。