◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ最終ステージ 第1戦 阪神2―0DeNA(15日・甲子園)
DeNAの先発・東克樹投手が、5回まで2安打無失点と快投を演じながら、6回に2点を失って降板した。失点につながる大きなポイントとなったのが、1死二塁で近本に決められた三盗。
広島と敵地マツダスタジアムで対戦した23年のCS第1ステージ。初戦の先発マウンドを託された東は、2―1と1点リードの8回1死二塁で、代走・羽月にモーションを盗まれ三盗を許した。1死三塁とピンチが広がり、菊池に同点スクイズを決められ、試合は延長戦で黒星。チームは2戦目も落とし、最終S進出を逃した。
今回も同じような状況で、試合の流れを大きく変える結果になった三盗。試合後、東は「意識はありましたけど、初球からしてくるとは思ってなかったので、そこは意表をつかれたかなと思います」と振り返った。
バッテリーの共同作業ともいわれる盗塁阻止。2年前も東とバッテリーを組んでいた山本祐大捕手は「警戒している中で、(東と注意を促す)ジェスチャーも送り合ってました。その中でいいスタートを切られたというのは(他に)やりようがあると思います」と反省。三浦大輔監督も「(対策を)徹底できなかった。こちらのミス」と悔しそうだった。