◆第30回秋華賞・G1(10月19日、京都・芝2000メートル)追い切り=10月16日、栗東トレセン

 エリカエクスプレス(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は初コンビを組む武豊騎手=栗東・フリー=が手綱を執り坂路を53秒2―12秒0。やや気性面に課題のある馬だが、この日は折り合いもスムーズにシャープな脚さばき。

「競馬では分からないけど」と補足も忘れなかったが「思ったよりも乗りやすかった。もうちょっと引っかかると思っていたけどね」と名手も感触をつかんだ。

 デビュー2戦目のフェアリーSをレースレコードでV。「めっちゃ強かったし、時計も良かった。持っているポテンシャルは高いと思う」と鞍上が高評価したように、持っているスピードは非凡。古馬初挑戦の京成杯AHは11着に惨敗も0秒5差と着順ほどは負けていない。「エクスプレス(快速)という名前通りの脚力を見せたい」と杉山晴調教師も力を込めた。

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