フリーアナウンサー・有働由美子(56)が、19日に放送されるテレビ朝日系「有働Times」(日曜・後8時56分)の90分拡大スペシャルで、吉永小百合(80)の半生に迫る。これまでも王貞治さんや松井秀喜さんといったレジェンドをインタビューしてきた「レジェンド&スター」企画の第7弾。
1959年、14歳の時に「朝を呼ぶ口笛」で銀幕デビューを果たすやいなや、瞬く間にスターの階段を駆け上がった吉永。年間10本以上という驚異的なペースで映画に出演していたが、その社会的評価とは裏腹に苦悩を抱えていたという。今回は当時の日記をひもとき、実際にしたためていた衝撃の内容を公開。そこにつづられていた苦しみを振り返りながら「“死”というものに憧れていたときもありましたね…」「自分はまだまだ一生懸命生きてないっていうような、いら立たしさみたいなものもありました」と10~20代の葛藤を口にした。
人気絶頂時の28歳のときに15歳年上のテレビディレクター・岡田太郎さんと電撃結婚。多くのサユリストに羨望と失意をもたらしたが、結婚時の心境や昨年他界した夫への思いも吐露する。また、俳優人生を変えた高倉健さんとの出会いや、数々の作品で共演した樹木希林さんとの秘話も。他界した両名から受けた刺激や救いの言葉についても触れられる。
吉永は今月31日に公開される「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)で124本目の映画に出演。女性初のエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんをモデルに、人生の全てを懸けて“てっぺん”に挑み続けた女性の姿を描いた作品だ。吉永は撮影にあたって生前の田部井さんにならい、80歳にして人生で初めてピアスの穴を開けたという。
なお、スペシャルナレーションは樹木さんの長女で家族ぐるみの付き合いだという内田也哉子が務める。