◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り=10月23日、栗東トレセン

 宝塚記念の勝ち馬メイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)は、後半の時間帯にCWコースを単走で追い切った。テンの入りはゆっくりだったが、2コーナーを回るとハミを取って加速、気分良さそうに飛ばして6ハロン78秒3―11秒4を計測した。

5ハロンの63秒4はこの日の最速タイムだった。石橋調教師は「予定より速かったなあ」と苦笑いしつつも、「引っかかっている感じではなさそう。体調はいいよ。心肺機能がいいし、息も大丈夫」とうなずいた。

 前走の夏のグランプリは影を踏ませずに3馬身差で逃げ切った。トレーナーは「宝塚記念はいいパフォーマンスをしてくれたけど、今までで一番疲れていた。タフな馬場だったからね」と明かしたが、そのぶん、じっくりと英気を養ってきた。G1馬としての秋初戦に向け、帰厩後も調教は十分に積んでいる。来週の最終追いにも注目したい。

編集部おすすめ