侍ジャパンの巨人・岡本和真内野手を10日の広島戦で4番起用することを8日、井端弘和監督が明かした。岡本は、強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025日本VS韓国」(15、16日=東京ドーム)に向けた宮崎合宿に合流。

侍ジャパンは23年のWBC以来だが、井端ジャパンでは初選出だ。合流初日の練習を終え、「緊張しましたし、疲れました。選んでもらったからには全力で頑張りたい」と力を込めた。

 フリー打撃では、計33スイング。最後の3球ではバックスクリーン弾、中堅フェンス直撃、センターへの安打性の当たりと快音を響かせ、球場からはどよめき。岡本がフリーを終えると、拍手がわき起こった。

 この日は、ピッチクロックのタイマーも起動させた実戦想定のライブBP(実戦形式の打撃練習)にも参加。1打席目はオリックス左腕・曽谷を相手に、137キロの外角低めのボール球に空振り三振に倒れた。2打席目は、前打者の後に30秒以内に打席で構えなければならないピッチクロックによる時間制限を意識するように、かけ足で打席に向かった。日本ハム右腕・北山の151キロ直球を引っかけ、ボテボテの三ゴロに倒れて苦笑い。「打てる気しなかったですし、みんないっぱい打つんで恥ずかしかったです」と謙遜していた。

 岡本は家庭の事情で合流が遅れ、前日の夜に宮崎入り。

この日、チームに合流した。チームは、同6~12日までサンマリンスタジアム宮崎で強化合宿を行い、同10日には広島と練習試合を実施する。井端監督から早速4番に指名された大砲は「僕自身今年はけがをして全然試合にも出れなかったですし、こういう機会をいただけてありがたい」と気合を入れた。

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