東京11R・アルゼンチン共和国杯・G2・馬トク激走馬=ボルドグフーシュ

 18戦目で初の東京参戦になるスクリーンヒーロー産駒。3歳時に菊花賞有馬記念を連続2着した実績はメンバー最上位だ。

23年天皇賞・春(6着)の後、右前肢の腱周囲炎で長期の休養に入り、24年チャレンジC(4着)で復帰を果たすも、放牧を挟みながらのレースを続けている。

 前走の京都大賞典(10着)は外め16番枠で、スムーズな立ち回りがかなわなかったことが敗因。それでも0秒6差なら悪くない。

 今回は久々に在厩の調整、栗東の坂路で時計6本を重ねた。首の高いフォームは相変わらずだが、脚はしっかり動いており、十分な上積みを感じさせる走り。復帰してからの状態として一番の出来にある。

 宮本博調教師を始め、陣営の士気は高く、広いコースでスムーズな競馬なら、持ち前の持続系の末脚で待望の初タイトル奪取があっていい。

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