ヤクルトのドラフト1位指名を受けた法大・松下歩叶(あゆと)内野手(22)が11日、都内で入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で仮契約した。

 背番号はかつて宮本慎也氏がつけていた「6」に決定。

通算2133安打に遊撃と三塁で計10回のゴールデン・グラブ賞、侍ジャパンでも主将を務めたレジェンドの後継者と期待される大器は「気迫を出していく自分のプレースタイルで、スワローズの6番といえば松下と言ってもらえる選手になりたい」。できあがったばかりの背番号入り応援タオルを手に笑顔をみせた。

 走攻守の3拍子に、大学日本代表で主将を任された強烈なキャプテンシーは、来季から創設される「長嶋茂雄賞」のイメージに重なる。大学こそ違うものの、同じく神宮を沸かせた六大学のスターは「そういう賞がいただけたらいい。そのために、ひとつずつできることをやっていきたい」。目指すは侍ジャパンのトップチーム入り。第一歩として開幕スタメンと1年目からの規定打席到達を目標に掲げた。

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