◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」 日本11―4韓国(15日・東京ドーム)

 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」第1戦が行われ、巨人・岸田行倫捕手(29)が同点の5回に代打で勝ち越し3ランを放ち、来年3月のWBCでの代表入りを強烈にアピールした。

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 尊敬する先輩との共闘が力になっている。

代打で出場する前。松田野手総合コーチから声をかけられた。「『思い切っていっていいから』と言われて、気持ち的にもだいぶ楽になりました」。助言通りに初球から積極的にスイング。最高の放物線を描いて見せた。

 松田コーチとは23年に巨人で一緒にプレー。「ジャイアンツでも人一倍、若い人に負けないぐらい一番声を出してましたし、そういう姿も見てましたし、一緒にやっていて、この人すごいなと思って見ていた」とリスペクトする。選手とコーチとなり、立場は変わったが、その存在はやはり心強い。「一緒にできて、声かけしていただいて、本当にやりやすくさせてもらっている」。感謝を示すうれしい一撃となった。(宮内 孝太)

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