シャフリヤール(牡7歳、父ディープインパクト)が来年度も社台スタリオンステーションで種牡馬として供用されることが23日、分かった。昨年の有馬記念2着を最後に現役を引退。

種牡馬としてスタートを切ったが、初年度の受胎率の低さから1度は種牡馬引退の判断が下された。だが、その後の試行錯誤の結果、来年度も続行することが決まった。

 現役時代に管理した藤原英昭調教師=栗東=は「我々は見守ることしかできませんでしたが、(社台)スタリオンのスタッフ並びに関わっていただいた獣医師さんのあきらめない努力、執念の結果だと思います。人と馬に感服しております」と感謝。「それに応えたシャフリヤールの生命力も偉大ですし、改めて第2章の始まりですね」と感慨深げにコメントした。

 ペルシャ語で「偉大な王」を意味する同馬は、21年の日本ダービーを優勝。翌22年のドバイシーマクラシックを制し、ブリーダーズCターフで2年連続3着など世界を股にかけ活躍。父はディープインパクトで、全兄に皐月賞、大阪杯を制したアルアインを持つ良血馬として種牡馬としても期待されている。

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