巨人の森田駿哉投手が27日、立川市立柏小学校を訪問した。5年生108人と交流し、キャリア教育授業では金言を連発した。

 富山商で甲子園に出場して日本代表に選出。法大で1年生からリーグ戦に登板したが、その後に左肘を痛めて約2年間、野球ができない期間があった。大学から社会人のホンダ鈴鹿に進んで27歳でドラフト指名を受けた苦労人。

 児童を前に、ケガで野球ができない期間について「諦めていたらこの道には進めていなかったと思います。苦しいことありましたけど、応援してくれる方がいたので頑張れました」と諦めない大切さを説いた。

 恩師の印象に残っている言葉として「どの指導者の方にも、妥協せず謙虚にやりなさいと言われました」と紹介。

 小学生のうちにやっておいた方が良いと思うことには「書道ですね。字を書くことです。今はアイパッドとか電子機器が発達して書くことが減ってくると思いますけど、字はきれいに書けたほうが良いです。あとは英語ですね」と説明。自身は子どもの頃に書道を習っていて「書き初め大会で金賞をとったことはあります」と披露した。

 プロの世界とは何ですか、との質問には「部活ではないので、結果が出なければ野球できませんよと言われる世界です。

お金をもらってやってる責任感は一番違うのかなと。遊びではないので」と丁寧に答えた。

 2年目の今季は1軍デビューして先発として3勝を挙げた。キャッチボール実演や子どもたちとのキャッチボールなど行った後、マイクを握り「来年はずっと1軍で投げ続けて優勝に貢献できるように頑張りたいです。皆さんと出会えたので、今日も投げてるな、抑えているなって思ってもらえるくらい有名になりたいです」と飛躍を誓った。

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