来春の第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に出場する21世紀枠の各地区候補9校が発表され、近畿は郡山(奈良)が選出された。候補9校から、来年1月30日の選考委員会で出場2校を最終決定する。

 郡山は、創立132年の歴史を誇る伝統校。県内屈指の進学校でもあり、約半数の部員が国公立大学に現役合格する。その中で、春夏合わせて12度の甲子園出場を誇り、うち6度は8強以上に進出。元ロッテの荻野貴司氏ら、プロ野球選手も輩出している。昨年は春夏秋全てで県4強入りで今秋も4強。文武両道を実現し続けている。

 また、学校のある大和郡山市は、俳優・仲野太賀が主演の2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台の一つとなる。田副皓大主将(2年)は、「エキストラ出演とかあったら是非…(笑)」とアピールしつつ、「このいい流れに乗って、奈良の野球のレベルの高さを証明したい」。2000年夏から遠ざかる聖地を見据えて、この冬、鍛錬を積む。

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