オリックス・森友哉捕手(30)が20日、先輩との“ダブル復活”と再戦を誓った。DeNA・藤浪晋太郎投手(31)とともに大阪市内で野球教室に参加。

交流戦での対戦を待ち望み「たぶん、真っすぐ勝負してくると思うので、しっかりはじけるように。直球しか狙わないです」と宣言した。

 大阪桐蔭の同級生でもある専属トレーナーが主催するオフの恒例行事。3度目の今回は同校OBが集まった。思い出話に花が咲いたが、バッテリーを組んで12年の甲子園を春夏連覇した右腕の存在は特別だ。今季は右太もも裏などの故障で移籍3年目で最少の出場50試合。自己ワースト1本塁打、14打点に終わったが、復活を期す来季は今季中に日本球界に復帰した1学年上の先輩も再出発の年になる。互いの奮闘を誓い、藤浪も「シンプルに楽しみ。同窓の選手がいるのはうれしいし、改めて頑張ろうと思う」と意識した。

 対戦は過去2度。22年の交流戦で西武・森が阪神・藤浪から二塁打を放って以来、実現していない。「お互いに違う球団に行っての対戦。

楽しみですね」と森。球界を引っ張る強豪の“象徴”を2人で取り戻す。(安藤 理)

 ◇森と藤浪の対戦 西武時代に2度、阪神との交流戦で藤浪と対戦。18年は四球を選び、22年は右翼線二塁打を放った。15年の球宴では、東京Dの天井に直撃する一飛に倒れている。

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