◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)

 中山であれば… と期待を抱かせるのがコスモキュランダ(牡4歳、美浦・加藤士津八厩舎、父アルアイン)だ。

 今年初戦のアメリカJCC3着の後は、5戦で8着まで。

近走の着順だけを見れば、手を出しづらい存在だが、札幌記念は追い切りの動きから本調子に程遠い状態。前2走(天皇賞・秋、ジャパンC)は長い直線が待ち受ける東京で、持ち味が生きる舞台ではなかった。それでも天皇賞・秋は勝ち馬のマスカレードボールから0秒6差。12着ではあったが、前向きに捉えてもいいと感じた。

 過去の成績を見ると2歳未勝利を勝ち上がった新潟以外の6回の3着以内は全て中山という舞台巧者。4歳なら老け込むには、まだ早い。今週の取材感触や枠順を踏まえて印は決めるが、昨年の皐月賞2着馬はマークしておきたい。(浅子 祐貴)

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