◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)=12月22日、栗東トレセン

 シンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)は、この日がトレセンの全休日でもあり、ゆっくりと英気を養った。吉田一助手は「順調ですよ。

中身も詰まってきている感じがあります」とうなずいた。

 凱旋門賞から目標を切り替えて向かった前走のジャパンCは、直線で伸び切れずに8着だった。「外枠(16番)から位置を取りにいったので、苦しくなったのかな。カラ馬を気にしたかもしれません」と分析した。

 体調面は確実に上向きだ。「前走は状態が上がりきっていなかった。体も精神的にも成長してます」と同助手は前を向いた。今年は海外で3戦し、サウジのネオムターフCを勝った。経験を積み重ねた“シン・エンペラー”の逆襲は十分にありそうだ。

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