中央競馬の暮れのグランプリ、第70回有馬記念は28日、中山競馬場の芝2500メートルで行われる。ゲスト予想の先陣を切るのは中田翔さん(36)。

プロ野球で日本ハム、巨人、中日の3球団で活躍し、通算309本塁打を放ったアーチストは、初めての競馬予想でミュージアムマイルを本命に選んだ。「カッコいい」とほれ込んだ今年の皐月賞馬に全てを託す。

 中田さんは競馬を見たことがなく、いきなり「本当なら断り案件」と言われて背筋が凍った。タレント活動など大忙しで春まで予定がビッシリ。受けてもらえたのは早めの依頼でタイミングが良く、中田さんの会社スタッフがいつの間にかスケジュールに組み込んでいたからだった。だが、寄稿にあたり、馬の写真を見始めると一転ノリノリ。「ドラゴンズブルーの(覆面をつけた)馬が気になる」など面白コメント連発で終始、和やかムードだった。

 一方で競馬と意外な縁も。プロ1年目、千葉・鎌ケ谷のファイターズタウンで三浦皇成騎手と対談をするなど交流があった。同じ平成元年生まれの三浦が今年、スプリンターズS(ウインカーネリアン)でG1初制覇をし、中田さんは「素晴らしい。よかった」とうれしそうだった。気配りが利き、サービス精神旺盛。

そんな中田さんに応援されたミュージアムマイルの大ホームランを期待したい。(競馬デスク・内尾 篤嗣)

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