来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン井端弘和監督(50)が26日、都内で出場メンバー8選手を先行発表した。1月中旬に30人の最終メンバー発表を目指す。

 前回大会では1次ラウンド(R)は65球、準々決勝は80球、準決勝以降は95球を超えて投げることはできなかった。今大会でも球数制限が設けられる可能性が高い。井端監督が「第2先発も非常に大事かなというところ」と語ったように、1試合を細かくつなぐ必要がある。今回、先行発表メンバーに入った西武・平良は、今季31セーブで自身初のセーブ王に輝いたが先発経験も豊富。日本ハム・伊藤も今季14勝で2年連続の最多勝と自身初の沢村賞を受賞したが、23年WBCでは決勝の米国戦で中継ぎ登板した経験があり、ゲームメイク上で重要な役割を担う第2先発を担う可能性がある。

 試合終盤を担う役割としては、23年WBCで世界一に貢献した巨人・大勢、今季プロ野球新の50戦連続無失点と無双投球を見せた阪神・石井、パドレス・松井がメンバー入りした。指揮官は、救援の役割を担う投手の数について「5、6人。中継ぎ含めてそれくらいかなと思います。ここからイメージ的には(追加で)1人、2人中継ぎは入ってくるのかなと思います」と説明。世界一連覇を目指して、強固な投手陣の構築を目指していく。

 今回、先行発表されたメンバーは以下の通り。

 ▽投手

 1松井裕樹(パドレス)

 14伊藤大海(日本ハム)

 15大勢(巨人)

 16大谷翔平ドジャース

 17菊池雄星エンゼルス

 26種市篤暉(ロッテ)

 61平良海馬(西武)

 69石井大智(阪神)

 ※名前の前は背番号

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