◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)=12月27日、中山競馬場

 今年同舞台の日経賞を制したマイネルエンペラー(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎、父ゴールドシップ)は、僚馬のシュヴァリエローズとともに13時37分に現地入り。輸送は慣れたもので、落ち着きは十分だ。

骨折明けでの参戦になるが山田助手は「普段通り。状態も上がってきてますよ」と手応えを口にする。

 手にした外目の6枠12番枠にも「内目がいいのかなと思ったけど、ひとつ内のミステリーウェイについていけるし、いい枠だと思います」と同助手は自信をのぞかせる。

 今年はドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』で日高生産馬が注目されているが、同馬も日高の名門・ビッグレッドファームの生産馬。名前も同牧場が主体のクラブであるラフィアンの冠名にエンペラー(皇帝)なのだから、当初からの期待の高さがうかがえる。「これだけ期待してもらって、それで勝ってG1を使わせてもらえて…。名前通り走るのはなかなか無いことですからね。頑張りたいです」と同助手は力を込めた。

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