今季までロッテでプレーした田中楓基投手(22)が、社会人野球のJR北海道クラブに入団することが27日、分かった。2021年の育成ドラフト1位で入団後、4年間で支配下登録には届かなかったが、現役続行を決意。
アマチュア、プロを経て、田中が“第三”の野球人生をスタートさせる。軟式を含めた複数の社会人チームからオファーを受ける中、選択したのは地元の名門。「社会人で働くので、プロ野球の時とは違う心境。すごい楽しみ」と胸を躍らせた。
旭川実高から入団したロッテでは計4シーズンプレー。ドジャースでワールドシリーズ制覇に貢献した佐々木朗希投手(24)とオフの自主練習を共にするなどし、球速は152キロまで伸びた。しかし、2軍で目立った成績を残すことはできず、24、25年と2年連続で戦力外通告。今年7月末の支配下登録期限を過ぎた後は、社会人野球経験者のチームメートらにも相談し、現役続行を決意した。
JR北海道クラブは、JR北海道として1909年(明治42年)に創部。これまで都市対抗に17度、日本選手権に11度出場している。16年限りで企業チームとしては休部となったが、17年シーズンからクラブチームとして再出発。
来年1月に入社し、研修を経て同月中旬ごろから野球部へ本格合流する予定だ。今月開催されたロッテ・柳沼強スカウト(51)の担当選手が集まる「柳沼会」で、佐々木から「頑張れよ」と激励された右腕は「会社に貢献したい。1年目から戦力になれるように頑張りたい」。大学4年生世代の22歳。全国舞台で輝くために再びマウンドに上がる。
◆田中 楓基(たなか・ふうき)2003年8月23日、旭川市生まれ。22歳。旭川新富小1年時に旭川新富野球少年団で野球を始める。旭川明星中では軟式野球部でプレーした。旭川実では1年春からベンチ入りし、2年秋には全道大会で準優勝。21年ドラフト会議でロッテから育成1位で指名された。










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