◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル、良)

 2025年の中央競馬を締めくくるグランプリは16頭立てで行われ、2番人気のダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)は、道中は中団。直線は外めから伸びるも3着だった。

 昨年の日本ダービー馬は、今年はドバイ・シーマクラシックで現世界ランク1位のカランダガンなどを撃破。昨年は3着だった当レースで、国内外G1・3勝目を狙っていた。

 戸崎圭太騎手は、昨年の当レースをレガレイラに騎乗してV。高松三太元騎手(60年スターロツチ、61年ホマレボシ)、オリビエ・ペリエ元騎手(03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイ)に続く3人目の、異なる馬での2年連続勝利がかかっていたが、かなわなかった。

 勝ったのはクリスチャン・デムーロ騎手騎乗で3番人気のミュージアムマイル(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)。勝ちタイムは2分31秒5。

 2着は12番人気のコスモキュランダ(横山武史騎手)が入った。

 戸崎圭太騎手(ダノンデサイル=3着)「テンションに関しては装鞍所からパドックと落ち着いていました。雰囲気は良かった。思ったより後ろからになったけど、前も流れていたのでじっとしていました。前走ほど力まずリラックスして走れていたし、4コーナーで仕掛けた時は突き抜ける感じだったんですがね。その後右にもたれる面が出てしまってそこが痛かったです。

改めて力を感じました」

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