第75回中山金杯・G3は26年1月4日、中山競馬場の芝2000メートルで行われる。

 アンゴラブラック(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎、父キズナ)の25年は飛躍の年となった。

年明け初戦の2月に1勝クラスを勝つと、4月の2勝クラス、6月の3勝クラスと3連勝してオープン入り。前走のアイルランドT・G2はプラス10キロと良化の余地を残すなかで半馬身差の2着。重賞初挑戦で、評価できる結果だった。

 その後は放牧に出てリフレッシュし、12月5日に美浦トレセンに帰厩。24日の1週前追い切りは6ハロン83秒2、5ハロン66秒4、ラスト11秒5の好時計を出しており、重賞初Vに向けて順調だ。

 カネラフィーナ(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父フランケル)は25年を3戦3勝で終えた。前走の新潟牝馬S・リステッドは秋華賞を除外されたこともあり、格上挑戦の形での出走だったが、直線でゴーサインが出ると一気に加速して着差以上の強さ。重賞初挑戦となるが、上位争いは十分に可能だ。

 24年の覇者のリカンカブール(セン7歳、栗東・田中克典厩舎、父シルバーステート)、25年に2着のマイネルモーント(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父ゴールドシップ)も、相性のいい年明けの重賞で勝機をうかがう。

 ※馬齢は明け表記。

編集部おすすめ