12月28日の有馬記念でG1・2勝目を挙げたミュージアムマイル(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)が一夜明けた29日、栗東トレセンで元気な姿を見せた。中山競馬場からはこの日の1時すぎに到着。

嘉堂助手は「馬房に入ってすぐに寝転がって、ごろごろしていました。今は乾草も普通に食べているし、大きく変わりはないですね」と笑顔で帰厩後の雰囲気を伝えた。

 懸念点だった距離を克服して古馬を撃破。得意の中山で、皐月賞に続くビッグタイトルを手にした。ゲート裏から検量室前に戻るバスのモニターでレースを見守っていたという同助手。「信じるしかなかったです。『来い!』と思うだけでした。最後の脚はすごかったですね。力が入ったし、声が出ました」と興奮気味に振り返った。

 競馬ファンのみならず、日本中の注目を集めた暮れの大一番を制し、グランプリホースに輝いた。「ドラマ(ザ・ロイヤルファミリー)の影響もあるのか、人もすごく多くて。すごいことなんだな、と。

一生に一度取れるものでもないですし、信じられないくらいですね」と喜びに浸っていた。

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