巨人の大勢投手(26)が8日、G球場で自主トレを公開し、今季の「世界一」と「日本一」の両取りを誓った。3月のWBC日本代表にも既に選出。

色紙に2つの目標を記し「世界一の力になれるように、それとまだプロ野球選手になって日本一になったことがないので、日本一になりたい。どっちも1番を取りたい気持ちです」と堂々と掲げた。

 日の丸を背負うものとして強い思いを抱いている。23年から2大会連続で臨むWBCの大舞台。井端弘和監督(50)からは強い精神力も評価され「8、9回を任せられる」と守護神の有力候補に挙げられている。NPB球でキャッチボールを行ったが「(いつもはWBC使用球を)握りながら寝ています。それが責任なので」と高い意識をのぞかせた。「こだわりとかはないけど、本当に任されたところを、求められているものをしっかり発揮したい」。どんな場面でも2連覇のため、戦い抜く覚悟だ。

 秘密兵器の導入でさらに投球の幅を広げる。プロ4年間、直球、フォーク、スライダーの3球種で勝負していた。このオフから大学まで投げていたカーブを試投。

プロでは全く使っていなかったが、この日もキャッチボールで投げて好感触を得られた。「向上心ですね。勝負球にできるくらい磨きたい。(ゲームの)プロスピ(プロ野球スピリッツA)のモイネロ選手みたいなものが理想」とニヤリ。自身の投球の幅を広げるために、昨季のパMVP左腕のブレーキの利いた宝刀をイメージして、試行錯誤を重ねる。

 岡本の移籍先であるブルージェイズの帽子をかぶって登場した。「招待していただいて、一緒にカナダにオーロラを見にいけたら」と語っていた先輩への思い入れものぞかせた。「(WBCの)前回大会に出た年にけがをしてチームに迷惑をかけているので、そこの自覚は持ちながら、野球に一生懸命集中して1年間取り組みたい」。侍ジャパン、そしてジャイアンツの大事なピースとして、全力を尽くす。(水上 智恵)

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