◆第73回日経新春杯・G2(1月18日、京都競馬場・芝2400メートル)=1月14日、栗東トレセン

 大台達成が間近の同期に、ベストの仕上げでバトンを託す。松永幹調教師が送り込むヤマニンブークリエとコンビを組むのは横山典。

1983年に競馬学校で初めて出会ってから40年以上の仲だ。武豊に続く史上2人目のJRA通算3000勝まであと3勝に迫っている名手に、トレーナーは「本当にすごいですよね。近々、達成するでしょうけど、ここまで大きなけがをせず、ジョッキーとして乗れてきたことがすごい」とリスペクトしている。

 そのコンビで挑んだ菊花賞だったが、2番手から追走もスムーズさを欠いて16着。松永幹師は「パドックからテンションが高かった。アクセルとブレーキを踏みながら走っている感じでした。それでも直線に向き切るまで、もってますもんね」と敗因は精神面と分析する。セントライト記念ではしぶとく脚を使ってミュージアムマイルに続く2着。有馬記念を制し、最優秀3歳牡馬に輝いた強豪に3/4馬身差で、強いと言われる4歳世代でも上位の力があることは証明済みだ。

 昨年12月27日に帰厩し、重賞初制覇へ向けて順調そのもの。8日の栗東・CWコースでの1週前追い切りは、単走で7ハロン95秒3―11秒8と十分に負荷をかけた。指揮官は「1週前はハードにやりました。

体は結構、大きくなって戻ってきたけど絞れてきました。折り合いと立ち回りですが、今回はメンコ(覆面)を着けるので、だいぶ変わってくると思います」とメンタル面の課題克服へ、対策を打ってきた。15日の最終追い切りで万全の態勢とし、頼りになる41年目の同期に手綱を渡す。(内尾 篤嗣)

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