巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(51)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=が、2月に宮崎で行われる巨人キャンプと侍ジャパン合宿を激励に訪れることが25日、分かった。巨人・阿部慎之助監督(46)と侍ジャパン・井端弘和監督(50)からの強い要請を受けて実現するもので、短期間の滞在になる見込み。

巨人OB、野球界の先輩として、後輩たちに直接、エールを送る。

 松井氏が巨人・阿部監督と侍ジャパン・井端監督の熱烈なラブコールに応えて、宮崎へと足を運ぶ。2月1日に始まる巨人キャンプ、同14日にスタートする侍ジャパン合宿の期間中に、同地を訪問することが判明した。

 現役引退後に巨人キャンプを訪れるのは、阿部監督の就任1年目だった24年以来、2年ぶり6度目。松井氏はかねて「阿部監督はかわいい後輩で応援しています。ジャイアンツは大好きです」と語り、昨年8月には「(34年の球団創設)100周年に向けて我々OBも含めて、ファンに愛され、強いジャイアンツを目指していきたい」と後押しを約束。今回も阿部監督によるキャンプ訪問要請を快諾した。

 古巣の巨人は昨季、70勝69敗4分けで、優勝した阪神と15ゲーム差のリーグ3位に終わった。長らく主砲を務めた岡本がポスティング制度を利用してブルージェイズに移籍し、投手も含めて若手の成長、底上げが優勝のためには欠かせない。2年ぶりの優勝、14年ぶりの日本一に向けて、ハードなキャンプが見込まれる中で、現場、OBが一体となって名門復活を目指すことになる。

 さらに松井氏は、同じく合宿視察を依頼された井端監督の熱意にも応える。92年センバツで対戦した星稜3年、堀越2年時にお互いの存在を知り、プロ入り後は食事に出かけて野球論を交わすようになった間柄。

23年10月の就任以来、井端監督は松井氏に侍ジャパンを見守ってほしいと願い、メジャー視察で渡米した際には、実際に対面して熱い気持ちを伝えたこともある。連覇を目指すWBCの直前でタイミングが合い、自身初の侍キャンプ訪問となる。

 井端監督が、侍ジャパンの指揮を執ることが決まった際は「彼は経験豊富ですから。個人的にはすばらしい人選だと思います。選手としても、指導者としても、あれだけの経験があるわけですから。性格も真面目で、野球に対してもすごく真っすぐな印象がある」と期待を込めて語り、23年のアジアプロ野球チャンピオンシップ、24年のプレミア12も応援してきた。

 巨人キャンプ、侍ジャパン合宿ともに滞在は短期間となる予定だが、日本と世界の頂点を狙う2人の後輩指揮官を、精いっぱい激励する。

 ◆松井さんの過去の巨人宮崎キャンプ訪問初日

 ▽14年(原監督) 初の臨時コーチ。1軍アップを見た後は、2軍中心の視察。当時「55番」の後継者だった大田に密着。

 ▽15年(原監督) 臨時コーチではなくOBとして訪問。2軍も視察し「素晴らしい点はいくつもある」とドラ1・岡本和のスイングを絶賛。

 ▽16年(高橋監督) 2年ぶりに臨時コーチとして参加。午前の途中には2軍の打撃練習、午後は1軍のフリー打撃を視察するなど7時間近く動き回った。

 ▽18年(高橋監督) 初日から小林に対し、約50分のマンツーマン打撃指導。「彼(小林)が少しでも成績を伸ばせば、それはジャイアンツの得点につながる」と期待した。

 ▽24年(阿部監督) ゴジラのテーマ曲をバックに、阿部監督が用意したレッドカーペットの上を歩いてサンマリンスタジアムのグラウンドに登場。秋広に約45分の打撃談議をするなど、初日から約7時間指導した。

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