◆第67回アメリカJCC・G2(1月25日、中山競馬場・芝2200メートル、良)
東西で2重賞が25日に行われ、第67回アメリカJCC・G2(中山)は3番人気のショウヘイ(川田)が直線で抜け出して、レースレコードで重賞2勝目を飾った。日経新春杯のゲルチュタール、小倉牝馬Sのジョスランに続き“強い4歳世代”がまたタイトル奪取だ。
強い4歳世代の主役候補が、初めての年長馬との対決で圧倒した。大逃げを打った先頭から大きく離れた4番手で最後の直線を迎えたショウヘイは、直線の急坂を駆け上がったところで川田の鼓舞に応えて堂々と先頭へ。そこから各馬をグングンと引き離すと、後方から迫るドゥラドーレスを尻目に1馬身半差をつけて悠々とゴール板を駆け抜けた。2分10秒8は従来の記録を0秒6更新するレースレコードで、数字にも強さが表れていた。
馬上でパートナーの首筋を両手で叩いてねぎらった川田は「今まで乗ったなかで一番返し馬はいい雰囲気だったので、体の中身が伴ってきたと思います。今年が楽しみになった初戦かなと思います」と重賞初Vの京都新聞杯以来の騎乗で成長を感じていた。今年に入り同世代の牡馬ではカラマティアノスが中山金杯を制し、ゲルチュタールが日経新春杯をV。ライバルに負けじと自身の潜在能力を証明し、重賞2勝目をつかみ取った。
初の中山もきっちりクリア。関東圏への輸送は昨年の日本ダービー以来(3着)だったが、「装鞍所も落ち着いていたし、いい感じで(3か月ぶりの)休み明けを迎えられたと思います」と友道調教師。そのダービーは何とか間に合い「半信半疑」の状態での参戦だったが、クロワデュノール、マスカレードボールに食らいつく3着と健闘。トレーナーは「あのダービーを見て改めてショウヘイの能力を感じた」と思いを口にし、「距離が長かった菊花賞(14着)がかわいそうな結果。
次戦は登録しているドバイ・ターフ(3月28日、メイダン競馬場)、ドバイ・シーマクラシック(同)に加え、大阪杯(4月5日、阪神)が選択肢。大谷翔平のように大舞台で名を響かせる日が、グッと近づく勝利となった。(石行 佑介)
ショウヘイ 父サートゥルナーリア、母オーロトラジェ(オルフェーヴル)。栗東・友道康夫厩舎所属の牡4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算8戦3勝。総獲得賞金は2億3362万9000円。主な勝ち鞍は京都新聞杯・G2(25年)。馬主は石川達絵氏。



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