第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決まった。日本高野連は現在、7イニング制導入について継続して議論を続けている状況にあり、9イニング制での実施は今大会を含めて残り2大会となる可能性がある。

 昨年12月に大阪市内で行われた理事会では、「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」から、センバツが第100回を迎える2028年から「全ての公式戦で」、猛暑への対策が急務な夏の選手権大会については「可及的速やかに」採用することが望ましいとの最終報告を受けたと明らかにした。

 同会議は昨年1月から議論を重ねており、従来よりも6アウト減らすことが、肩、肘や熱中症を含む健康対策、部員数の減少、教員の働き方改革に有効と判断。昨秋の国民スポーツ大会では7回制で開催された。

 ただし、現場からは反対意見も多い。今月上旬に26年初練習を行った大阪桐蔭・西谷浩一監督(56)は、「間違っていると早く気付いてほしい。最後まで反対します」とキッパリ。社会科教諭らしく憲法改正に例えて「簡単に変えていいことではない。(野球の9回も)同じだと思う」と話していた。

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