巨人・田中将大投手(37)が1日、宮崎キャンプ初日に投手陣一番乗りでブルペン入りし、完全復活への大きな手応えを得た。1年前のキャンプインと比べ「全然違う」と変化を実感し「これはイケるんじゃないか」と改良した宝刀スプリットを披露。
午前10時44分。1軍投手15人の先陣を切り、田中将がサンライズブルペンのプレートを踏んだ。快晴に照らされながら5種の変化球を交えて制球良く54球。一番乗りについては「全然狙ってない(笑)」と振り返ったが「去年のシーズン後半投げていた球よりも感覚は全体的にだいぶ良い。2月1日の現時点では、本当すごく良い感じで投げられている」。珍しいほど前向きな言葉の数々に、確かな手応えがにじんだ。
中でもひときわ鋭い変化を見せたのがスプリットだった。これまでと握りは変えていないが、リリース時の意識に改良を加え、かつての宝刀を取り戻し始めた。約6年前、メジャー時代の終盤から納得いく落ちをしていなかったと明かし、「ずっと苦しんでいた中で今、一番良いイメージで投げられている。これを本物にしたい」とうなずいた。
投球術で打たせるのも持ち味だが、本来は狙って空振りを奪えるタイプ。
ちょうど1年前の2月1日は、フォームを解体するところから始まった。楽天時代の24年にキャリア初の0勝。移籍1年目は久保巡回投手コーチの熱血指導の下、捕手ではなくネットめがけて120球を投げ込んだ。あれから300日以上かけて体を縦回転に使うフォームを習得。23年のオフに手術した右肘の状態を含め、体も近年で一番の仕上がりで「全然違う。(昨年)見てた人なら分かるんじゃないですか?」。
躍動感が出てブレの減ったフォームに安定した球威。「田中さんがめちゃくちゃいい球を投げてたので、ちょっと力みました」と同時間帯に2レーン隣で投げていた則本も思わず苦笑いした。日米200勝のその先を目指す20年目。「できる限り傾斜に入って良いイメージを続けていけるように」と1次キャンプのテーマを定めた。先発のイスはし烈な取り合い。譲るつもりはない。(堀内 啓太)
【高橋由伸Point】
「昨年よりもいいなあ」と感じたのは田中将だ。フォームがスムーズで、球に威力があった。久保巡回投手コーチと二人三脚の昨シーズンは試行錯誤しながらと聞いたが年を越え、じっくりと見直してきた成果を感じた。直球にキレが増せば、精度の高い変化球も生きてくる。ボールの角度もこれから徐々についてくるだろうし、実戦での登板が楽しみになった。
◆昨年の田中将のキャンプ初日 木の花ドームのブルペンで久保巡回コーチから1時間以上、身ぶり手ぶりの熱血指導を受ける。「魔改造」と称される久保塾で体重移動、バランスなど体の使い方を大改造。マウンドの傾斜を逆利用、通常の傾斜、平地と3パターンでネットスロー計120球。軸足が沈み込まないよう、体を縦回転に使う意識などを徹底的に染み込ませた。










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