◆サウジC・G1(2月14日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)

 福永祐一調教師=栗東=がABEMAの生中継に特別ゲストとして出演した。フォーエバーヤング(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が連覇を決めると、福永師は「並み居る世界のトップジョッキーを従えて、坂井瑠星君がしっかりと勝ち切ったのは誇らしい」とコメントした。

 6番ゲートからのスタートで、序盤は内から進める形。「嫌な形でしたけど、うまく内をすくって、4コーナーではこれなら大丈夫という形に。坂井瑠星騎手はそこで慌てるジョッキーではありませんからね。落ちついてスペースを狙っていましたが、矢作先生も『嫌な形になった』と見ていたと思う」と分析していた。

 最後の直線では内に進路を取り、追いすがる米国のナイソスを振り切って先頭でゴールへ。福永師は「まだ余裕がありそうだった。一番強い馬がそのまま強い競馬をして勝ったけど、嫌な形ではあった。いろんな形で勝ってきている馬なので、ベストのイメージの競馬でなくても、しっかり出し切れるのが強み。勝ちパターンがいくつかある。最後の直線では絶対に差されることはないと思いながら追っていたと思う」と強さについて語った。

 昨年は東京大賞典を使っての参戦だったが、今年はパスしてサウジCが始動戦。次のドバイ・ワールドC・G1(3月28日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)に向け、100%ではない仕上げでV発進を決めた。

福永師は「矢作先生らはホッとしたという感じの喜びに見えた。ドバイワールドCは上半期の最大の目標にしているレースだと思う。余力を残したなかで勝つことができ、さらにパフォーマンスを上げると思うので、雪辱を果たしてくれたら」と3着だった昨年のリベンジに期待した。

 フォーエバーヤングの父リアルスティールとは現役時にコンビを組んで皐月賞菊花賞で2着などクラシックで健闘。当時の印象について福永師は「1800メートルの舞台が一番得意な馬だった。特に左回り。デビューしたときから乗っていて、1800メートルがベストと言っていた」と感じていた。現役時にダートを走ったことはないが、可能性を感じていた福永師は「矢作先生も本当はダートを使いたかったでしょうね。その息子であるフォーエバーヤングがサウジCで2連覇しましたからね」と感慨深げだった。

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