◆第70回阪急杯・G2(2月21日、阪神競馬場・芝1400メートル=1着馬に高松宮記念の優先出走権、良)

 阪神の開幕週を彩る短距離重賞が18頭立てで争われ、1番人気のソンシ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ナイトオブサンダー)が1年1か月ぶりのブランクを乗り越え重賞初制覇。勝ち時計は1分18秒9で、25年阪神Cでルガルがマークした1分19秒0を上回るコースレコードをマークし、高松宮記念(3月29日、中京競馬場・芝1200メートル)への優先出走権を手にした。

川田将雅騎手=栗東・フリー=&中内田充正調教師ともに当レースは初勝利となった。

 同馬は24年秋に2、3勝クラスを連勝。25年の淀短距離Sでオープン初勝利を飾ったが、続くシルクロードSを競走除外。その後、骨折で長期休養に入っていたが、復帰初戦を勝利。サウジCを連覇したフォーエバーヤングも所有する藤田晋オーナーに重賞タイトルを届け、春のG1シーズンへ弾みをつけた。

 2着は14番人気のララマセラシオン(佐々木大輔騎手)、3着には5番人気のドロップオブライト(松若風馬騎手)が入った。

 川田将雅騎手(ソンシ=1着)「雰囲気はとても良かったです。道中とてもいいリズムで走れました。ちゃんと動ける雰囲気でそれ通りちゃんと動けました。何より1年1か月ぶりで、途中何度もレースを使おうとしたんですけど、整わず諦めてというのを繰り返しながらの1年だったので、久しぶりに競馬を走ってこれだけの内容で走り切れるというのは本当にびっくりしましたね。頭の下がる思いです」

 中内田調教師「強い、いい走りができたかなと思います。本当にリハビリを経てここまでやってこられたのは、この馬に関わってくれた皆さんのおかげです。

長期休み明けでしたし、復帰初戦でしたので、体が100パーセントかと言われると、そうではなかったと思います。思っていた以上に時計も速かったですし、いい内容で走ってくれました」

 松若風馬騎手(ドロップオブライト=3着)「スタートが課題だと思っていたけど、しっかり出てくれていいポジションを取れました。本当にこの年になっても充実していますし、阪神の1400メートルで走れたのも良かった。上手に走ってくれました」

 団野大成騎手(ディアナザール=4着)「年齢とともに、かわされるとやめちゃうところが強くなっている。ソンシは強かったけど、2着はあるかと思っていましたが、最後は頭を上げそうになるくらいでした。馬具とか工夫してもいいかもしれません」

北村友一騎手(アサカラキング=5着)「ゲートを五分で出て、開幕週なのでこの馬のスタイルで前に行きました。最後は坂で脚が上がりましたが、いいスピードを見せてくれましたし、2着との差はなかった。もう少しペースを落とせたら、良かったかもしれないです」

国分優作騎手(アルテヴェローチェ=6着)「前半リラックスして直線ははじけてくれました。展開が向いたわけではないなか、脚を使ってくれました。前に得た以上のものがうかがえたし、これをきっかけにして欲しいです」

 岩田望来騎手(ヤンキーバローズ=7着)「スタートからぶつけられて、ダッシュがつきませんでした。馬具を工夫して折り合いはつくようになっていましたけど、いつもよりポジションが後ろになってしまいました。脚は使ってくれましたが」

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