◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」日本―中日(27日・バンテリンドーム)

 WBCに出場する侍ジャパンの大谷翔平投手(31)=ドジャース=が27日、中日との壮行試合の試合前練習でフリー打撃を行った。日本ハム時代の同僚・中田翔氏と笑顔で言葉を交わしたあと、大観衆が一斉にスマホを構える中、豪快なスイングを披露。

鈴木、吉田のメジャー勢と同じ組でまわり、計28スイングで11本のサク越えを放ち、4階席への驚異のアーチも放った。

 この日は胸元に「JAPAN」と書かれた灰色のTシャツを着用し、チームバスで球場に到着。同じ花巻東高OBで先輩のエンゼルス菊池雄星に続くように午後3時頃に球場に入った。球場前では、試合開始が午後7時にもかかわらず、その7時間以上前の午前11時から侍ジャパンのユニホームを着た人々の姿が多数。ファンの数は午後2時すぎには600人超まで増加。2時30分すぎに1便目のチームバスが到着すると、大谷は乗っていなかったが「大谷~」という声が上がった。

 グラウンドに登場すると、ファンから「大谷くーん!」「大谷さーん!」の大歓声。間近で見ようと、三塁ベンチ上は人でごった返した。観客は試合前練習時から3万人規模に。その後、大谷が外野へ向かうと左翼席のファンが総立ちになるなど、改めて異次元の人気を示した。

 前日の会見では、27日にフリーでの打撃練習を行うことを示唆。現状については「体の状態はいいと思う。

時差ボケがちょっとまだある状態で、まあ頭がちょっとボーッとするなーとか、そういうところはあるけど、いたって健康な状態で、オフシーズンもキャンプもちゃんと過ごせたので、いい状態だと思います」と話していた。

 伝説のショータイム再現だ。大谷は3年前も合流2日目にフリー打撃を実施。大観衆が見守る中、前年シーズンは1度しか行わなかったグラウンドでのフリー打撃を行い、27スイング中、右翼5階席への推定飛距離160メートル弾3発を含めた9本のサク越えを記録した。打撃ケージ周辺には当時の代表メンバーも集結して見学し、現ホワイトソックス・村上(当時ヤクルト)は「えぐい。負けました。めっちゃいい刺激」と衝撃を受けていた。ナインらの度肝を抜き、チーム全体の士気を高めると、強化試合の阪神戦(京セラD)でも2打席連続弾を披露。大会前に順調な仕上がりぶりを示していた。

 大谷は24日に羽田空港着のチャーター機で帰国。26日に午後2時頃に県営名古屋空港に到着し、チームに合流。練習では最長50メートルほど離れたキャッチボールを10分間行い、その後は室内で打撃練習をするなどして調整した。

 26日にはパドレス・松井裕樹投手がコンディション不良のため、出場を辞退することが発表。今大会は現状、日本代表では2009年大会の5人を大幅に上回る歴代最多8人のメジャーリーガーが出場する予定だ。メジャー組はこの日と28日の中日との壮行試合には出場できず、3月2日のオリックス戦(京セラドーム)から出場が可能となる。

◆大谷のフリー打撃

1巡目 7スイング サク越え2

2巡目 7スイング サク越え3

3巡目 7スイング サク越え4

4巡目 7スイング サク越え2

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