◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」中日3―7日本(28日・バンテリンドーム)

 侍ジャパンが逆転勝ちし、中日との壮行試合で2連勝。連覇を狙うWBC本大会に向けて弾みをつけた。

 初回に牧(DeNA)が先制ソロ、2回に森下(阪神)が一時勝ち越しとなるソロ本塁打と連日の一発攻勢を見せた侍打線。一度は逆転を許したが、1点を追う5回には坂本(阪神)、小園(広島)らのタイムリーで一挙5点を奪って逆転に成功した。井端監督は森下の一発に、「人工芝で張りも出た中ではいいホームランが出た」と拍手した。

 投げては先発の伊藤(日本ハム)がプロ通算0本塁打の中日・辻本に一発を浴びるなど3回3安打2失点。1次ラウンド4戦目となる3月10日のチェコ戦(東京ドーム)で先発する可能性もある昨季の沢村賞右腕がやや不安を残したが、4回以降はリリーフ陣が1失点と踏ん張った。

 名古屋での2試合では、侍ジャパンメンバーで投球間隔制限「ピッチクロック」に違反した投手はいなかった。27日の試合では9回に大勢(巨人)が右足をつって緊急降板するアクシデントこそあったが、大事には至らなかった。打線は27日に佐藤輝(阪神)、サポートメンバーの佐々木(広島)が2発、この日も2発と計4本塁打が飛び出した。

 前日に続いて、超満員となったバンテリンドームには3万6729人が押し寄せた。試合前には大谷翔平ドジャース)、鈴木誠也カブス)、吉田正尚(レッドソックス)がフリー打撃を実施。大谷、鈴木がそろって5階席まで飛ばす特大アーチを描くなど球場を大いに盛り上げた。

 今後は大阪に移動し、2日のオリックスとの強化試合(京セラドーム)からは大谷らメジャー組の出場が解禁となり、岡本和真(ブルージェイズ)、村上宗隆(ホワイトソックス)、山本由伸(ドジャース)も合流予定だ。

菅野智之(ロッキーズ)、菊池雄星エンゼルス)と史上最多8人のメジャーリーガーも勢ぞろいし、いよいよ本番モードに突入する。指揮官は「あと2試合でチームを仕上げたい」と、3月6日の1次ラウンド初戦・台湾戦(東京ドーム)を見据えた。

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